会長挨拶

e-Learning という言葉が人口に膾炙して既に久しくなりますが、成功例はなかなか見出されないのが実情です。 コンピュータを活用した授業では、優れた教材コンテンツと、授業を支援する優れたシステム、この両輪 が揃って始めて、実践的かつ優れた成果が期待できますが、特に外国語の授業では、音声、画像、映像 等、あらゆるマルチメディアを活用しますので、実践例として、主として外国語の授業を取り扱います。

本学会は、とりわけ文系の観点から、実際の授業において、教育メディアとしてのコンピュータやインターネッ トをどのように活用しうるのか、実践的な観点に立って研究し、真の意味で、e-Learning の成功例を産出することを目指しています。具体的には、主として、

  1. 学習コンテンツの制作方法
  2. コンピュータを活用した授業の具体的な実施方法
  3. e-Learning を簡単に実現するためのノウハウ:コンピュータに不慣れな文系の教師でも十分活用可能な独自開発の WEB外国語教育支援システムWebOCM Next(ウエブ・オーシーエム ネクスト[http://www.mle.cmc.osaka-u.ac.jp/webOCMNext])の操作方法等
  4. CALL教室を効率的に設置あるいは運用するためのノウハウ
  5. 当学会会員が個別に抱えているコンピュータ関連の問題の解消
  6. e-Learning授業(WEB授業)、CALL授業の実地体験
  7. その他

等の諸問題を扱います。
また、本学会は、机上の空論ではなく、とりわけ文系の教師を念頭に置き、具体的な成果に根ざした効 率的なe-Learning教育の実践に向け、実践的研究並びに建設的な意見交換のできる場としたいと考えています。
最後に、本学会は、WEB授業・CALL授業を充実させることを念頭においていることから、通称「WELL」と呼び、皆様が気軽に参加していただけるよう努めていくつもりですので、ご参加のほど、よろしくお願いいたします。

平成17年11月03日
大阪大学サイバーメディアセンター
マルチメディア言語教育研究部門
細谷行輝